路線価8年ぶり上昇

7月1日に国税庁から2016年の路線価が発表されました。
訪日外国人の増加や不動産投資の拡大を反映し、全国平均が8年ぶりにプラス0.2%上昇に転じました。
特に愛知県は前年に続き上昇し、大半が上げ幅も拡大しています。
路線価とはなに?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
路線価とは道路に面した標準的な宅地の価額をいい、
国土交通省が公示する地価(公示価格)や、実際に取引される
時の金額(実勢価格)をもとに、国税庁が決めるものです。
一般的には公示価格の約8割、実勢価格の約7割と言われています。
この路線価は、贈与税や相続税の計算をするときの基準となり、
土地の評価額を算出するときに使われます。
路線価は国税庁の路線価図・評価倍率表ホームページから
住所で検索して調べます。(原則、路線価が定められてない地域では
倍率方式という評価方法で土地の評価額を算出しますが
今回は説明を省略します)
地図には千円単位で表示されているので、「100」なら
1㎡あたり10万円となります。
公表されている路線価に、補正率と面積をかけたものが
土地の評価額となります。
補正率は土地の形状等に応じて調整が定められた率のことで
少し計算が複雑なのでここでは割愛しますが、
簡便的に路線価×面積で計算をすればだいたいの評価額が
把握できると思います。

名古屋市内では、ここ近年は1000円単位で上昇している
場所がほとんどでしたが、2016年で調べると5000円から10000円ほども
上昇しているところが見受けられました。
200㎡(60坪強)の地積だとすると、単純に100万円から200万円評価額が
上がったことになります。

相続はまだ先の話、と思われている方も、
配偶者に自宅を非課税で贈与しようとお考えの方、
土地を保有している医療法人の出資持分の贈与しようとお考えの方は、
この路線価の上昇はダイレクトに関係してきます。

また路線価の上昇に伴い、所有不動産の評価額が予想以上に
値上がりをし、相続税を払わなくても済むと思っていたのが、
もしかすると払わなくてはいけなくなるかも、という事態も
起こりかねません。

今、ご自身の所有されている土地がいくらぐらいの
価値があるのかをこの機会に確認されてはいかがでしょうか。

2016年の路線価はこちらで確認できます↓
http://www.rosenka.nta.go.jp/index.htm